今年こそ断捨離するぞ!
・・・・・。
結局あんまり捨てられなかったなぁ・・・。
こんな経験ありませんか?
そばたんは毎年です(笑)
断捨離とは、不要な物を減らして生活を豊かにすることをいいます。
断捨離が大事なのはそばたんも充分に理解しているつもりです。
では、なぜ大事なのか?
即答できる人は少ないと思います。
今回は、グレッグ・マキューンさんの著書「エッセンシャル思考」から学べる断捨離の考え方をまとめてみました。
この記事のポイント
- 「片付けたいけど片付けられない」「捨てたいけど捨てられない」そんな方におすすめ
- 断捨離ができないのは「もったいない」という感情が人間に絶対生じるから
- 断捨離をするには、断捨離をしたことで快適に暮らしている自分をイメージすることが重要
断捨離ができない理由
「捨てるのってもったいない」「まだ使える」「いつか使うかも」
断捨離ができないのは人間に誰でもある「サンクコストバイアス」「授かり効果」「現状維持バイアス」と呼ばれる3つの心理的効果があるから。
サンクコストバイアス
サンクコストバイアスとは、使ってしまったお金の元を取ろうとしてしまう思い込みのことです。
着なくなった服を「まだ2、3回しか着てないし捨てるのもったいないなぁ」と思ってしまうのはこのサンクコストバイアスが働いてくるからなんです。
投資やギャンブルでも「ここでやめたら今までのお金が無駄になる」と思ってしまい、戻るはずもない賭けたお金を取り戻そうとして深みにハマってしまい抜け出せなくなります。
サンクコスト(埋没費用)は、判断の基準に入れない!
断捨離でも同じことがいえます☆
授かり効果
授かり効果とは、「物を持っている」ということだけの理由で、失うのがもったいないと感じてしまう心理的効果のことです。
例えば、結婚式の引出物でもらった食器で箱に入ったまま何年も使ってないにもかかわらず、捨てられずにいること。
実験ではマグカップの値段について、いくらなら「手放すか」と「買うか」を比較した場合、同じマグカップであるにもかかわらず手放す側(所有している側)の提示した値段が買う側(所有していない側)のそれよりも約3ドルも高かったそうです。
人間は、普段なら買わないものでも持っているだけでその価値を高めてしまい、捨てるのがもったいなく感じてしまうんですね。
家の中にあって「持っていなければわざわざ買わないはずだ」というものを探しみましょう☆
現状維持バイアス
いつもやっているからという理由でそれをやめられない傾向を現状維持バイアスといいます。
人間は本能的に変化を避ける傾向があります。
断捨離により物が減ること生活が変わります。
本能的に「今と同じ生活が送れなくなるかも」と怯えてしまっているのが、断捨離を妨げる要因なんです。
変化に怯えないためにも、断捨離をすることで得られるメリットや快適に暮らす自分を具体的にイメージすることを心がけましょう。
断捨離の考え方まとめ【捨てる技術】
「エッセンシャル思考」から学んだ断捨離の考え方をまとめてみました。
本書のPART3「捨てる技術」を参考にしています。
目的を明確にする
断捨離をするために一番大切なことがあります。
それは、断捨離の目的を明確にすることです。
ではどのくらい明確にしたらいいのでしょうか?
「かなり明確」を「完全に明確」にする必要があります。
単に「断捨離がいいって聞いたから」とか「要らないものを処分したいから」みたいな曖昧な理由で捨てることなんかできません。
大事なのは断捨離をすることで快適に暮らしている自分を具体的にイメージすること。
「捨てる」ということではなく、「これからやりたいこと」に注目してを目標を設定しましょう。
そばたん的にはこんな感じ。
- 物が少なくなり掃除がラクになる⇒いつかルンバを買うぜ!
- ブログを書く時間や読書をする時間が増える⇒目指せブログ100記事!
- 子供と遊ぶ時間と場所が増える⇒子供とボドゲするぜ!
- 家族で旅行にいける⇒100万円貯めて海外旅行に行くぜ!
目的はできるだけ具体的なものがいいです。
そんなこといきなり言われてもイメージわかない💦
という方は、断捨離のメリットに目を向けてみましょう。
断捨離することで、時間的・空間的・気持ちにゆとりが生まれます。
物が少なくなって片づけがラクになる。
物を探す手間が省ける。
どれにしようかと迷う時間もなくなる。
無駄な物を買わなくなり経済的にもゆとりができる。
服のクリーニング代などの管理コストも削減できる。
断捨離を手段として、いかに理想の生活を実現するかをイメージできるかが断捨離の成否を分ける重要なポイント。
人によって断捨離をする目的は様々かと思いますが、断捨離の効果を最大化するためにも、まずは徹底して断捨離の目的を明確にしましょう!
持っていないフリをする
物を捨てる時に「どれくらいの価値があるのか?」と考えるのではなく「まだこれを持っていないとしたら、いくら払って買うか?」という風に考えるようします。
これだけで授かり効果対策になるからびっくり!
確かに「買ったときは1万円で買った服だからなぁ」って考えるより、「今は好みが変わって合わせる服もないから買うとしても500円くらいかな」って考えるほうが捨てることができますよね!
持ってないフリをしても「1万円で買いたい!」って思える服なら捨てず着てあげたらいいわけですしね♪
「もったいない」を克服する
サンクコストバイアスにとらわれるのは何故でしょうか?
人間には「無駄は悪だ」という考え方が染みついているからなんです。
このことを前提にして「もったいない」を克服しないと、既に支払って戻ってこないお金や時間だけでなく、さらなる無駄を生むことになるといことを肝に銘じなければいけません。
「もったいない」を克服するには、トレードオフという考え方を身につけるのが一番。
何かを得るためには、何かを失う必要がある。
断捨離の目的が完全に明確になっていれば、自分が何を選んで、何を捨てるかがしっかりと判断できるはずです。
失敗を認め成功に向かう
「買ってみたけど結局使わなかったなぁ、でもいつか使うかもしれないから置いとこ・・・」
ダメです!
失敗をした時に、自分の過ちを認めたくないからといって自分でなんとかしようとしたら、もっとややこしいことになった・・・。
誰にでもある経験かと思います。
失敗を認めた時に、初めて失敗は過去のものになる。
失敗を乗り越えて、以前よりの自分よりも賢くなったと胸を張り断捨離を決行しましょう!
第三者の意見を聞いてみる
どうしても捨てる決心がつかない、捨てる判断ができないというようなときは第三者に聞いてみるのも一つの手です。
できればその第三者は、捨てるものと全く関係性のない人がいいですが、めんどくさければ恋人でも友人でも親でも誰でもかまいません。
純粋に必要かどうか、置いておくべきかどうか問いかけてみれば自分では気づかなった答えが返ってくかもしれません!
意見を聞いたのであれば、真摯にそれを受け止めるようにしましょう☆
ゼロベースで考える
ゼロベースとは、会計や予算などで前年の実績や予算を無視してゼロから考えることをいいます。
持ってないフリをすると共通する考え方ですね。
断捨離では、今から捨てようとするものを「持っていない状態」をイメージして、不便なことや使うシーンを考えてみる。
そうやって考えてみて必要なければ躊躇なく捨てる!
過去ではなく未来に目を向けて判断していきましょう☆
逆プロトタイプ
逆プロトタイプとは、試しにやめてみることです。
施策などを撤廃する際に試験的に撤廃してみてそのあとに本格的に撤廃するやり方なんですが、断捨離でも絶大な効果を発揮します。
断捨離では「試しに捨ててみる」ことを意味します。
やり方は簡単。
「捨てる予定ボックス」を作って、その中に一定期間、捨てるかどうか迷った物を入れておくだけ。
期間を仮に1か月間と設定しましょう。
捨てるかどうか迷ったものを試しに1か月間、捨てる予定ボックスに入れておきます。
1か月経ったあと、その期間内に使うことがあったり残しておきたいという気持ちがあるようなら捨てません。
ただし、一度も使うことがなかったり、生活に影響がでなかったようなものは容赦なく捨てます。
この「逆プロトタイプ」というやり方は、物の断捨離だけでなく、仕事などでも絶大な効果を発揮しますのでぜひ一度ためしてみてください☆
参考図書【感想・書評】
「エッセンシャル思考」 グレッグ・マキューン:著 高橋璃子:訳
「より少なく、しかしより良く」という風に物の見方を変えて最小の時間で成果を最大にする考え方をエッセンシャル思考といいます。
本書ではエッセンシャル思考に必要な本当に必要なもの選ぶ技術・無駄なものを捨てる技術・それを実践する仕組みを作る技術をわかりやすく解説してくれています。
この記事では、本書の「捨てる技術」を参考に断捨離に必要な考え方をまとめさせていただきました。
本書で一番刺さったフレーズは「目標を完全に明確にする」という言葉。
これ、当たり前のことなんですけど全然できてなかったです。
例えばそばたんがブログを書き始めた当初の目的は、自己成長のためです。
何それ?成長した先に何があるの?全然明確じゃないし!!
目標があいまいなままスタートしてしまったブログ運営ですが、エッセンシャル思考に基づき目標を完全に明確化しました!
色々なものを捨てた結果、たどり着いたそばたんのブログの書く目的は、「自分自身の疑問に答えること」※結局自分のためということになってしまいました、なんかすみません(-_-;)
元々ビジネス書や自己啓発本を読むのが好きだったんですが読むだけでインプットした知識の実践はあまりできていませんでした。
日常生活で生じた疑問を本に結び付けてアウトプット(行動×ブログ)することで自分自身の疑問や悩みを解決するためにブログを書き続けたいと思いました。
この目的を完全に明確にするというフレーズだけでもぜひ一度実生活に取り入れてみてください。色んなものが無駄だったと改めて実感できますよ♪
まとめ
断捨離をするためには、断捨離をしたことでどんな快適な暮らしが待っているか具体的にイメージすることが重要です。そうすることで捨てる時に絶対にでてくる「もったいない」「まだ使うかも」という邪念に打ち勝ち、より良い暮らしを手に入れることができます!
今回紹介した「エッセンシャル思考」から学べる断捨離の考え方は、物を捨てる時だけでなく、人生の無駄を省いて、より良い人生を歩むためにも必須の考え方となりますので、是非皆さんも取り入れてみてはいかがでしょうか☆