断言させてください。
読書で人生は変わります!
「活字を読むのが苦手」「本を読む習慣がない」
そんな方でも大丈夫!
私も社会人になるまで本を読む習慣なんてありませんでした。(マンガはいっぱい読みましたよ)
私が社会の荒波にもまれて沈みそうになったときに救いを求めたのが「本」です。
人生でつまづくところは、だいたいみんな同じ。
私が悩んでいることは、違うほかの誰かも悩んでいることなんです。
そんな誰もがもつ共通の悩みの解決法は、本となって出版されています。
悩みや解決法が共感されているものほど、多くの人に長く読まれ続けてベストセラーと呼ばれるようになります。
では、ベストセラーを読むだけで人生が変わるのでしょうか?
答えは、ノーです。
読むだけでは、すぐに忘れちゃいますし、得た知識を実際に試さないと意味がないからです。
というわけで今回は、本を読む習慣がない方でも安心して取り組める読書で人生を変える5ステップとそれにあわせて読んでもらいたいオススメ本5冊を紹介します。
ステップ1:読書術を学ぶ
読書で人生を変えるためには、効率のいい読書術を学ぶ必要があります。
数多くある読書のノウハウ本の中で特にオススメしたい本が、1日10冊以上の本を読むメンタリストDaiGoさんの著書『知識を操る超読書術』です。
タイトルのとおりなんですが、読書の基本のキとなる読書術が学べます。
この本で注目してほしい読書術は、スキミングとメンタルマップの二つのテクニック。
一つ目のスキミングとは、拾い読みと呼ばれる科学的に唯一認められた速読方法です。
本の全てを読むのではなく、自分の興味があるところ、知りたいところだけを選んで読む。
「全部読まなくてもいい」ということを知るだけで読書のハードルが下がり、読書の質も格段に上がります。
二つ目のメンタルマップとは、目標や行動を箇条書きにして視覚化するテクニックです。
本書では「読書の質を高める準備」として紹介されています。
本を読む前にその目的や知りたいこと、興味のあることをメモに3行ほど書き、そのメモをしおりにします。
そうすることで、本を開く度に目的や知りたいことを再認識し高いモチベーションを保持したまま本を読み続けられるのです。
スキミングとメンタルマップ、どちらも簡単に取り組めてすぐに効果を実感できるオススメのテクニックです。
本書では「読書の準備」のほか、「記憶力を高める」「知識を操る(アウトプット)」などのパートに分けて、DaiGoさんが実践している読書術を詳しく解説してくれています。
DaiGoさんの本の特徴は、「科学的根拠」にとことんこだわっているところ。
紹介されるテクニック一つ一つに、必ずといっていいほど「○○大学で行われた実験では・・・」などいった実験データがついてきます。
小難しい専門用語も出てきますが、その前後には必ずわかりやすい解説がついていますので、「内容が理解できずに立ち止まってしまう」というようなことがありません。
本書では、「知りたい章からページを開いてください」とのっけからスキミングを全力で推してくれています。
「活字が苦手」「読書が身につかない」とお悩みの読書初心者にオススメできる1冊です☆
ステップ2:読書時間を作る
読書で人生を変えたいと言ってみたものの、忙しい毎日で読書をする時間がない日も多いのでは?
読書をする時間は自分で作らないと確保できません。
読書時間の作り方は、猪俣武範先生の著書『目標を次々に達成する人の最強の勉強法』で学ぶことができます。
読書なのに勉強法?
疑問に思われた方も多いと思いますますが、読書も勉強も同じインプット作業です。
本書で書かれている「勉強」という文字を「読書」に入れ替えてみても全く違和感がありませんでした。
読書(勉強)にはまとまった時間は必要ありません。
私自身、読書には1時間程度のまとまった時間が必要だと思ってましたが、そもそもこれが間違い。
5分でも10分でも空いた時間にサラッと読書をする。
「1時間で1回の読書」よりも「1回10分の読書を6回する」ほうが集中して読書ができて、その質も格段にあがります。
いままでなんとなく無駄にしていた「スキマ時間」を有効に活用することが最も効率のいい読書時間の作り方なんです。
このほかにも本書では、読書につうじる記憶力が上がる勉強法やモチベーションの保ち方などのノウハウをわかりやすく解説してくれています。
努力はしてるけどなかなか結果に結びつかない理由は、努力の仕方が間違っているから。
「勉強法の本なんて一度も読んだことない」と我流で突き進んできた方にこそ一度は読んでもらいたいオススメの1冊です☆
ステップ3:読書を習慣にする
読書が習慣になっていない方は、ハイディ・グラント・ハルバーソンさんの著書『やり抜く人の9つの習慣』コロンビア大学の成功の科学』で読書を習慣にする方法を学びましょう。
習慣の力を知ると、なんでもできるようになってしまう気がするから不思議。
何も意識することなく、それはもう自動的に読書ができるようになったら素敵なことですよね☆
習慣の方法については、本書で紹介されているif-then(イフ-ゼン)プランニングというテクニックを試してみてください。
if-thenプランニングとは、「もしこうなら、これをする」というように、事前に計画を立てておくテクニックです。
習慣化したい行動にif-thenプランニングを導入すると、その行動の成功率が2倍から3倍になるという科学的な実験データがあります。
具体的な例でいうと
- ご飯を食べたら、食器を洗う
- お菓子を食べたくなたったら、ナッツを食べる
- 午後10時になったら、寝る
- トイレにいったら、スクワットを10回する
行動の「if」の部分には、普段の行動や、失くしたい悪い習慣、日時や場所などを当てはめます。
「then」の部分には、取り組みたい良い行動や習慣を当てはめます。
特にやめたくてもやめられない悪い習慣を良い習慣に変える場合にオススメ。
スマホを触りたくなったら、5分間読書をする!
これだけで月に1冊なんてあっという間にいけちゃいます。
読書にオススメなif-thenプランニングの具体例はこちら
- スマホを触りたくなったら、5分間読書する(電子書籍、オーディオブック可)
- 朝起きたら、30分本を読む(いわゆる朝活)
- 食事を食べたら、本を読む(食後にダラダラとスマホをいじってしまう方向け)
- 夜、風呂が終わったら、30分本を読む(オススメは眠くなるまで!)
紹介した具体例を全て実践する必要はありません。
悪い習慣を一気に変えようとすると必ず挫折しますので、一つずつ取り組んでいくことが重要。
本書は、オーディオブック(audiobook.jp)での再生時間が1時間52分と文字数がかなり少ないです。
その上、各章ごとに「まとめ」が書かれているので、そのまとめ部分を読むだけなら30分で1冊を読み切ることも可能です。
本を読むスピード感は、モチベーションUPにもつながる大切なこと。
読書にスピード感が持てずに習慣ができないケースも多いので、サクっと読めてサクッと実行できる本書がオススメ本の3冊目となりました☆
ステップ4:アウトプットする
本を読んで人生を変えるには、得た知識を実際に試すしかありません。
つまりアウトプットです。
本を読んで「おお、そうか。」と納得するだけじゃ何も変わりませんよね(笑)
というわけで3冊目にオススメしたいのが精神科医樺沢紫苑先生の著書『アウトプット大全』です。
この本ではアウトプットする具体的な方法や効果について学べます。
読書とは頭の中に知識を詰めこむインプット作業です。
それに対して、学んだ知識を実践したり人に話すことがアウトプット作業になります。
驚くべきことにこのインプットとアウトプットの黄金比は3:7。
読書が身にならないとお悩みの方、本を読むインプット作業ばかりしてませんか?
かくいう私も読んでばかりで全く行動がともなっていませんでした💦
まずは本書の第1章「アウトプットの基本法則」を読んでみてください。
当たり前のことなんですが目次にもこうかかれています
「現実」はアウトプットでしか変わらない
アウトプットとは行動すること。
得た知識を実際に試してみる、話してみる、書いてみる。
やり方は何でもいいのでとにかくやらないことには何も変わらない。
誰にでもできる簡単なアウトプット方法は、話すこと。
読書で得た知識を人に話すだけで、記憶の定着率も格段にあがります。
アウトプットは、2週間に3回以上繰り返すことで長期記憶につながります。
「月に10冊読むだけの人」よりも「月に3冊アウトプットする人」のほうが記憶の定着率がよく自己成長するんです。
大事なのはインプットの量ではなくアウトプットの量。
アウトプットで人生は間違いなく良い方向に変わります。
本書で紹介されている87個のアウトプット技の気になるものから順に読んでみて、ぜひ実践してみてください☆
ステップ5:全集中する
あなたの人生の目標はなんですか?
その目標に向かって全集中してますか?
やりたいことに全集中するためには、やらなくてもいいことを捨てることが重要です。
言うのは簡単ですがこれが結構難しい。
そこでオススメしたいのがグレッグ・マキューンさんの著書『エッセンシャル思考』です。
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する考え方。
やることなすこと全てにエネルギーを注ぐのではなく、エネルギーの使いどころを必要最小限にして一番重要な事への成果を最大限にするものです。
ようは、必要ないことはするなってこと。
この考え方を知るだけで人生観が変わるといっても過言ではありません。
捨てるためには一番大事なことは何でしょうか?
それは目標を明確にすることです。
「また目標の話ですか?」
と思われた方は、さすがです。
「目標」や「目的」という言葉は、今回紹介した5冊の本に全て絡んでくる重要なキーワード。
重要だから何回でもいいます。
曖昧なまま行動をしはじめてはダメ!
目標や目的を明確にしてから行動してください。
どのくらい明確にしたらいいか?
「かなり明確」ではなく「完全に明確」にしてください。
目的が明確でないとき、人はどうでもいいことに時間とエネルギーを浪費する。
読書でも同じことがいえます。
1冊の本で必要な知識はいったいどれくらいあるのでしょうか?
本の全てを読み取る必要なんてありません。
目標や目的を完全に明確にしておくことで、必要のないところがわかります。
不要な部分は容赦なく読み飛ばすことで必要な部分を必要なだけで深く読むことが可能に。
必要な部分だけを深く読み取ることで、自身の問題を解決し自己成長が加速するのです。
エッセンシャル思考は、今までの人生を変える強烈なインパクトがあるものです。
それゆえに実践するのも困難ですが、今回紹介した5冊の本のテクニック全てを駆使して細胞レベルでエッセンシャル思考を刻みこむことをオススメします。
まとめ
オススメの本 | |
ステップ1:読書術を学ぶ | 知識を操る超読書術 |
ステップ2:読書時間を作る | 目標を次々に達成する人の最強の勉強法 |
ステップ3:読書を習慣にする | やり抜く人の9つの習慣 |
ステップ4:アウトプットする | アウトプット大全 |
ステップ5:全集中する | エッセンシャル思考 |
今回紹介した5冊はベストセラーと呼ばれる名著ばかり。
これらの本を順番に読んでいくと気づくことがひとつあります。
それは、書いていることがだいたい同じということ。
「同じなら読まなくていいやん。」
と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
書いていることが重複しているということは、それだけ重要なことだということ。
特に「目標」や「目的」という言葉はどの本にも登場する重要キーワードです。
「自分がどんなことやりたいのか」「何のために本を読むのか」「生きる目的は何か」
がむしゃらに行動するのではなく、まず目標や目的を完全に明確することで成功する確率が格段に上がります。
人生を変えたいと望むなら、まずは「なりたい自分」を具体的にイメージすることが最も重要なことなんです。
この「読書で人生を変える5ステップ」が、あなたの人生を変えるきっかけになったら幸いです!