敵にも味方にもなる最強の読書ツールとは?効率が上がる読書時間の作り方

敵にも味方にもなる最強の読書ツールとは?効率が上がる読書時間の作り方

皆さんは1日の内、どれくらい本を読む時間にあててますか?

社会人の1日の平均読書時間は約30分前後といわれていますが、仕事や家事に追われて「本を読む時間なんてない」なんて方も多いのではないでしょうか。

そもそも本を読むべきだと言われるのはどうして?

それは、読書で自分以外の人生を効率よく経験することができるからです。

では、読書時間を効率よく作るにはどうしたらいいのでしょうか?

そのヒントは、やっぱり本の中にありました!

今回、参考にした本は「最強の勉強法」と称するチートなにおいがプンプンする怪しい本。

勉強と読書。

一見関係なさそうにみえますが、本文中の「勉強」という文字を「読書」に置き換えてみると、怖いくらいにピタッと当てはまりました♪

というわけで今回は、順天堂大学で医師として勤務しハーバード大学に留学、MBAも取得した猪俣武範さんの著書『目標を次々に達成する人の最強の勉強法を参考に、効率が上がる読書時間の作り方を解説します。

効率が上がる読書時間の作り方

スキマ時間を活用する

あなたの仕事が驚異的に忙しいとしても、スキマ時間は必ず生じます。

なぜなら、社会で働いている限り、業務の継ぎ目をなくすことは不可能だからです。

 仕事でも日常生活でもスキマ時間は必ず生まれます

主婦の私ですら「幼稚園バスを待つ時間」「子供を病院に連れて行ったときの待ち時間」「お茶を沸かす時の時間」など数え上げてもキリがないほどです。

3分でも5分でも、スキマ時間を積み上げることで1日でも相当な時間を読書にあてることが可能です。

「1日1時間読書をしよう!」

と決めて、1時間まとまった時間を確保するのはなかなか困難です。

しかし、スキマ時間の10分を6回確保することができれば、1時間の読書時間を確保することができます。

そんなこと言っても3分や5分じゃ中途半端なところまでしか読めないから嫌だ!

って思われた方に朗報です。

読書はキリのいいところまで読まなくていいんです。

中途半端なところで読み終えることで「まだもう少し読みたいのに」という欲がでます。

この欲こそが本を読むモチベーションとなり、より質の高い読書を可能にしてくれるんです。

では、スキマ時間で読書をするために一番重要なことは何でしょうか?

それは、すぐに本を取り出せるようにしておくことです。

読みたい本をいちいち本棚に置いておくのはダメ。

いつでも読めるように本を机の上、カバンの中、ポケットの中、どこでもいいので手を伸ばせば届く身近な場所に置きます。

いつでもどこでもという意味で、最強の読書ツールとなるのがスマートホン

電子書籍ならかさばることなくいつでもどこでも本を読めます。

また、オーディオブックなら通勤中や家事をしながら読書することも可能。

読書を効率的に行うには多くの時間を確保する必要がありますが、その時間は「長い」時間ということでなく1回1回の時間は少なくても「多く」の時間を確保するというのがポイントです。

ディストラクションタイムを減らす

読書時間を有効に使うためには、ディストラクションタイムを減らしましょう。

ディストラクションとは気が散るという意味です。

気が散ってしまう時間を減らすことが、質の高い読書時間を確保することにつながります。

では私たちはどのようにして気が散るのでしょうか?

日常生活ではスマートホンが気が散る最大の要因になります。

SNSやメールの通知、動画やゲームの誘惑。

一つ一つはたいして時間を浪費していないかもしれませんが、集中力はその都度途切れます。

途切れた集中を元に戻すためにも集中力が必要になるので、通知の音を聞いてスマホのほうを見るだけでもダメ。

先ほど読書の最強のツールとして紹介したスマホですが、使い方を間違えると集中力や読書時間を奪う最大の敵になってしまうんです💦

スマホを読書の味方につけるオススメの使い方はこの2つ。

  • 通知をOFFにする
  • スマホを使う時間を決めておく

通知をOFFにすることで、スマホに読書を邪魔されなくなります。

音声通知はもちろんのことバイブレーションも切りましょう。

全ての通知をOFFにすることが難しい方は、アプリごとに個別で通知をOFFにすることも可能ですのでSNSやメールの通知だけでもOFFにすることで、格段に読書の質が上がります。

もうひとつは、スマホを使う時間を決めておくことです。

スマホを使うなとは言いません。

ただ使う時間を制限することで、ディストラクションタイムを減らすことができます。

「メールを確認する時間を朝と夕方だけにする」「ツイッターは1日30分だけ」

何度もいいますが、スマホは読書をする最強のツールです。

スマホに使われるのではなく、スマホを使いこなすことを意識しましょう

シングルタスクとマルチタスクを使い分ける

本を読む時はシングルタスク、本を聴く時はマルチタスク

人は、効率よく作業をするために複数のことを同時にやろうとします。

これをマルチタスクといいますが、私を含め大多数の凡人には逆効果。

より集中力が必要で創造性が高い業務の場合は、マルチタスクはうまくいかないことが多い

本を読むには高いの集中力が必要です。

テレビを見ながら小説を読むなんて無理ですよね?

ごく少数の方に限り、複数のことを同時にこなせるマルチタスカーが存在するらしいのですが私を含め大半の方はマルチタスクには向いていないのが現実なんです。

あれもこれもしながら本を読むことは非常に困難であり、非効率的。

しかし、読書でもマルチタスクが可能な場合があります。

それが本を聴くことです。

いわゆるオーディオブックという本を耳で聴けるサービス。

オーディオブックなら両手や目が自由に使えるので通勤中や家事をしながらといった「〇〇しながら読書」、つまりマルチタスクが可能になります。

通勤などの移動には高い集中力は必要としませんので、その分を耳から聴く読書に集中を傾けることができます。

文字を読む読書ではシングルタスク。

耳で聴く読書ではマルチタスク。

シングルタスクとマルチタスクを使い分けることで、効率的な読書時間を作ることができるんです。

期限を設定する

純粋に読書量を増やしたいと思うなら、本を読む期限を設定してみましょう。

期限を設定することで「月末までに読まなきゃ」「夜9時まであと20分しかない」と焦りや緊張感が出て集中力を高める効果が期待できます

これをデッドライン効果締め切り効果と呼びます。

期限は、長期・中期・短期の3段階で設定するのがオススメ。

具体的に設定してみると「長期:月に3冊読む」「中期:週に1冊読む」「今日は30ページ読む」みたいな感じです。

読書に期限を設けることで、スケージュールにも自然と読書時間が組み込まれるようになります。

本を読む期限は無理なく達成できるレベルでOK

「今日は体調が悪い」「急な用事が」みたいな日が絶対に出てくるので、読めない日がくることも想定して期限を設定しましょう。

ちなみに私の場合は、短期的な期限の設定にタイムタイマーを使っています

タイムタイマーとは時間の経過が目で見えるストップウォッチで小学校などの教育の現場でも活用されています。

1回の読書を30分で区切り、「30分以内に1章を読み切る」みたいな短期の期限を設定します。

そうすることで、「あと10分で10ページ読まなきゃ💦」という緊張感が生まれ、結果として集中力を高めたまま本を読むことができます。

タイムタイマーで時間を区切ることで、休憩も定期的に挟むことができるので燃え尽き症候群にもなりにくいと自分では思ってます。

タイムタイマーはスマホの無料アプリでも使えますので、ぜひ一度その効果を体感してみてください。

飽きたら別のことをする

読書に飽きたら迷うことなく別のことをしましょう

著者の猪俣武範先生は、「私の一番好きな方法」として「飽きたら別の教科を勉強する」という方法を紹介しています。

同じ科目を勉強していると、どうしても飽きて、集中力が低下していきます。

人間の脳は同じ単調な刺激を受けていると、どうしても飽きてしまうのです。

集中力が下がると、勉強の成果はもちろん停滞します。

引用文の「勉強」を「読書」に置き換えて読んでいただけたら幸いです。

読書に飽きる一番の原因はモチベーションが下がっているから

「単純に読書に疲れた」「読んでるところに興味がなくなった」「知りたいことと読んでいる内容が一致しない」「おもしろくない」など理由は色々あると思いますが、人は長時間同じことを続けること自体が困難な生き物なんです。

「1回の長い読書」よりも「10回の短い読書」のほうがより質の高い読書をすることができます。

では読書に飽きたら何をしたらいいのでしょうか?

好きなことをしてください。

別のジャンルの本を読む。

休憩としてアクティブレストやウェイクフルレストまたは歩く瞑想をやってみる。

本を読むことをやめて、趣味に没頭し気分転換をしてもかまいません。

個人的には教養系の動画や音声配信を視聴するのがモチベーションUPにもなってオススメ

でも、目的もなくダラダラと動画やSNSを見てしまうと、二度と読書に戻ってこれなくなるから注意してくださいね。

本にまた興味が湧いてくるまで、焦らずゆっくり読書と向き合いましょう

『目標を次々に達成する人の最強の勉強法』 著者:猪俣 武範

本の表紙にはこうあります。

時間管理、集中力、記憶術、モチベーション向上、英語学習etc

医師として勤務しながら語学力ゼロからハーバードに留学し同時にMBAを取得した著者が教える

限られた時間で最大の成果を上げる技術

私が本書で気になったキーワードは「時間管理」と「モチベーション向上」の2つ

この記事では本書のPART2「結果を出す人の時間管理と集中力を高める技術」に記載の内容を読書に置き換えて紹介させてもらいました。

モチベーションを向上する技術として気づかされたのは「成功体験でモチベーションを保つ」ということ。

勉強にしても読書にしても「興味のある充実した仕事の中で、進歩を感じる必要がある」とした上で最も大切なのは「着実に小さな勝利や進歩を積み重ねる」こととしています。

この部分を読んだとき「たしかにそうだ!」と思わず頷いてしまいました。

進歩がモチベーションを生むという法則、誰しもが経験しているはずなんですが意外と知られていませんよね?

といか私は気づきもしませんでした💦

この法則を上手く勉強法に活用するにはどうしたらいいのでしょうか?

その方法は、どんな小さなことでもいいから目標設定をして、それを達成することです。

「今日はここまでできた。」「試験でここまで点数があがった。」

達成した目標と結果を積み重ねて自信にすることで、高いモチベーションを持ったまま勉強を続けられるんです。

読んだ感想は、小難しい専門用語なども少なく、具体例も多いので初心者の方でも読みやすい印象。

この本は「独学で勉強してきたけど成果がでない」「効率のいい勉強法が知りたい」という方にオススメできる1冊です。

表紙に「英語学習」とありますが、「英語学習」の項目を読み飛ばしても充分に価値のある、そんな本(^^)

ちなみにこの『目標を次々に達成する人の最強の勉強法』は、オーディオブックでも聴くことができます。

audiobook.jpでは定期的にお得なセールを開催していますので、安くなった時に買うのがオススメです。

試聴してみて気に入ったら、ぜひセール時期を狙って購入してみてください(^^)

まとめ

効率が上がる読書時間の作り方のポイントは、短い時間でも多くの回数を読書にあてること。

そのためには、いつでもどこでも本を読める状態にしておく必要があり、スマートホンが最強の読書ツールになります。

しかし、スマホにはゲームや動画、SNSなど読書を妨害するあまーい誘惑もいっぱいありますので、その使い方には注意が必要です。

読書の時間は、意識して作ることで必ず捻出できます。

まずはカップラーメンができるまでの3分間から読書を始めてみてはいかかでしょうか(^^)

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